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ブレーキオイル・・・油脂の中で一番重要視されている。
一般的にブレーキオイルの交換時期というのは、車検ごとというのが
自動車メーカーの指定になっています。
つまり2年ごとに交換ということになります。
距離的にというより、期間で考えられています。

ブレーキオイルを交換しないとどうなるのか？
これははっきり言うと、すぐにどうなるということはありません。

実際に新車からずっとブレーキオイルを交換しないで走っている人も中にはいらっしゃいます。
ブレーキオイルを交換しないことによる影響の一番は、ブレーキオイルの沸点低下によるベーパーロック現象
の誘発だと思います。
ブレーキオイルが沸騰してしまい、適正な油圧がかからなくなる。
なので、ブレーキペダルを踏んでも全然踏み応えが無くて、ブレーキが利かなくなります。
これがベーパーロック現象。

これを一番は防止するためにブレーキオイルを交換しないといけないわけです。
しかし、実際にベーパーロック現象を起こしたことがあるというドライバーは少ない。
峠道を頻繁に走るような環境だったりしなければ、
通常の街中ではなかなかベーパーロック現象は起きないものです。
なので、ブレーキオイルを交換しないオーナーが増えてきているのも事実です。

でもブレーキオイルを交換しないことによるデメリットはベーパーロック現象誘発だけではないのです。
その一番はブレーキオイル漏れが発生しやすくなるということ。
ブレーキオイルは吸水性の高いオイルです。

なので長く使っていると内部に水が混入してブレーキシステムが錆びやすくなる。
この錆が、ホイールシリンダーやブレーキキャリパーの
中に発生してブレーキオイル漏れを誘発してしまうのです。
このトラブルの方が整備現場では多いです。

初期段階であれば、内部のゴム製のシールキットを換えれば直りますが、ひどい場合だと
ホイールシリンダーやブレーキキャリパーなどを一式で交換しないといけなくなってしまうこともあります。

ブレーキオイル交換は手間がかかるものですが、
タイヤを外す車検の整備時についででやると、工賃も下がります。
当店のオイル3点セット（5,000円）には
ﾌﾞﾚｰｷｵｲﾙ交換も含まれてますので、かなりお得になります。
車検ごとのブレーキオイル交換をすることによって、
いつでも安心してブレーキを踏むことができますので、
車検ごとのブレーキオイル交換を是非お勧めします。